風水は、おまじないや占いという類の
ものではなく、

「環境を整備する学問」

です。

 

古代から、風水を使って、国家や都市、
街や住宅が造られていました。

そして、風水を整えれば、そこに住む人々の
環境がよくなり、幸せに暮らすことが
出来るようになります。

 

風水には、『氣』という概念が
あります。

そして、この世の全てのものは振動しており、
そこから『氣』が発せられていると
考えています。

この『氣』の影響によって、人はストレスを
感じたり、運気が上がる瞬間を感じることが
あります。

では、『氣』は、いつ生まれたのでしょうか。

物理学では、宇宙はビックバンとともに
発生したと言われています。

風水では、ビックバンの前には、
無極（むきょく）と言って何も無い状態
ですが、全ての要素が含まれた状態を
意味しています。

そして、その無極の中にチリが生まれて、
そのチリが集まった状態を混沌（こんとん）
と呼びました。

この混沌が一点に集中して出来たのが、
太極（たいきょく）です。

風水では、宇宙のビックバンの現象を、
太極の爆発と考えています。

そして、太極は、

両義（りょうぎ）
【陰、陽】
　　↓
四象（ししょう）
【太陽、少陰、少陽、太陰】
　　 ↓
八卦（はっけ）
【乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤】

へと分かれました。

このように、
『氣』は、宇宙のビックバンと
言われる太極の爆発とともに
生まれた
わけです。

『氣』は、ものの振動から生まれるので、
「人の氣の波動」と「物の氣の波動」が、
同調して増幅することもあれば、互いに波動を
打ち消し合うこともあります。

つまり、風水から見て良い場所には、
ポジティブな感情が生まれる「氣の波動」が
あります。

このような場所で過ごすことが出来れば、
積極的に行動してヤル気が出てきます。

この「氣の波動」というものは、
地や家の形、向きや間取りによっても
変わります。

長時間過ごす家やオフィスの土地や家からの
「氣の波動」の影響は大きく、
人の「氣の波動」と合えば運気が上がり、
合わなければ運気が下がります。

最近、中高年の引きこもりが増えてきており、
全国で約６１万人いるようですが、実質的には
約１００万人とも言われています。

また、自殺者は年間約２万人、離婚件数は
約22万件で結婚件数の63万件の約3分の１と
なっています。

マイナスの波動は、引きこもり、自殺、離婚と
いったことを起こしますので、オフィスや
家の環境を整えることはとても大切です。

また、人は、無意識にオフィスや家の天井や
壁、床や備品などからの「氣の波動」を五感
（視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚）を通じて
感じ取ります。

その感じ取った感覚は、「氣の波動」によって
プラスにもマイナスにも転じます。

したがって、オフィスや家の住空間にある物の
色や形や材質、照明などは、そこに居住する
人に合うようにコーディネートしなければ
なりません。

「氣の波動」が合わないと、ソワソワして
落ち着かないような感覚となりますので、
早いうちに対策を打つ必要があります。

見た目が綺麗なオフィスや家であったと
しても、居住する人にとって良いかどうかは、
別の問題となります。

 このように、居住者の「氣の波動」に
あった住空間であるかどうかで、
運気の吉凶が決まります。