地球の磁場は、
大気や水の宇宙空間への拡散を
防ぎ、地球に降り注ぐ宇宙線や
太陽からの紫外線を減らして、
地球上の生き物を守る
役割をしています。

そして、磁場は、年月日、緯度、経度によって
強さが異なります。

いままで人が磁場を感知できるかどうかは、
明らかではありませんが、カリフォルニア
工科大学の生物学・生物工学部教授である
下條信輔氏らの研究チームは、人間の脳波を
観察しながら磁場を変化させる実験を行い、
「人間が磁場を感じとることができる」
という証拠を発見したと発表しました。

この研究チームは、人は日常生活において
磁場を意識することはなく、
無意識的に感じているとしました。

人間の脳細胞には、脳全体に１万分の
１ミリの大きさの磁鉄鉱の結晶が
ちりばめられています。

そして、実験の結果、磁場が変化した時に、
被験者の意識としての感触は無かったの
ですが、人が起きた状態で安静にしている
際に多く観察される
「アルファ波」が大きく減少しました。

つまり、
人は、磁場の変化の影響を無意識の
うちに良くも悪くも受ける
ことが実証されたわけです。

また、磁場は、脳だけでなく、血液の流れに
影響をあたえ、磁場が悪いと血流が悪くなり、
冷え性や肩こりの原因になりかねません。

風水では、
磁場は、『氣』に影響を与える
と言われています。

人の健康には、500～600ミリガウスの磁場が
望ましく、400ミリガウス以下や600ミリ
ガウス以上は、あまり良くありません。

磁場が低い場所は、植木や植物が育ちにくく
なり、埋立地や墓地の跡地など湿度の高い
場所は、要注意です。

オフィスや自宅を移転する場合は、
特に周りの環境と方位を精査する
必要があります。