13世紀の鎌倉時代に活躍した
一遍上人は、
人生は修行ではなく、
遊行であると言いました。
そして、
当時としては、とてもユニークな方法で、
自分の教えを説きました。
それは、「踊り念仏」というもので、
どちらかというと見世物に近いもの
でした。
具体的には、一段高いステージを作り、
そこで男女の踊り手(半数は尼さん)が
踊りまくり、最終的に観客を巻き込む
というものでした。
今でいうところのディスコやクラブという
ところで念仏を唱えて、踊りまくるという
ものです。
つまり、念仏を唱えながら、
楽しく踊りまくると極楽浄土へ行ける
という教えでした。
人生は、よく修行だと言われ、
修行を前提に生きていくと、
望み通りの辛くて苦しい経験を
することになります。
人は、この辛くて苦しい経験をする
ために生まれてきたのでしょうか?
それは、違います!
人は、人生を楽しむために生まれて
きました。
確かに、長い人生、良いことや悪いこと、
楽しいことや辛いことがありますが、
人生を修行だと思えば、眉間にしわを
寄せること多くなります。
しかし、
人生を遊行だと思えば、どんなことが
起きても楽しむことが出来ます。
「会社で異動したら、変な上司がいた」
とか「引っ越した先のお隣さんが、
変な人だった」ということがあっても、
「そうか、そうか、そう来たか」と
解釈すれば、対処の仕方が浮かんで
きます。
つまり、
人生は、いろんなことが起きますが、
解釈の仕方ひとつで、氣の流れは
大きく変わります。
ものごとの捉え方を変えることで、
良い氣の流れを作ることが出来れば、
格段に生きやすくなるわけです。