風水では、理想の地を
「四神相応の地」と
表現しています。
大地を流れるパワーを『氣』と称し、
その流れを「龍脈」と言います。
そして、龍脈を伝わって流れてきた『氣』が
留まるところは、パワースポットとなり運気が
上がる場所となります。
日本で最初に「四神相応の地」として造られた
のは平城京ですが、その後遷都された長岡京、
平安京も同じように造られました。
「四神相応の地」は、良い『氣』を留めて、
悪い『氣』が入らない場所です。
そして、全てのものは陰と陽に分けられ、
そのバランスを重視します。
方位にも陰陽があり、
陽の方位は、東、東南、南、
陰の方位は、西、西北、北
陰陽半々の方位は、西南、東北
となります。
建物を造るときには、
「北を背にして、南へ向く」のが良いと言われ
ており、特に北方位は、背を向けているので
弱点となるため、敵からの攻撃を防ぐ意味から
も重要です。
都市で考えると、龍脈から流れてきた『氣』
は、平野で留めなければならないので、
山に囲まれた盆地となっている京都が最適
だったわけです。
このように、龍脈から流れてきた『氣』という
パワーを守るのが、 東西南北にある四神です。
例えば、平安京の四神は、
玄武(北方位)が船岡山で、
青龍(東方位)が鴨川、
朱雀(南方位)が巨椋池、
白虎(西方位)が山陰道となります。
現代においても成功者たちは、このような
理想の地に本社や自宅を建てています。
例えば、マイクロソフトの本社は、
米国ワシントン州のレイモンド市にあり、
東、東南、東北の方位にある山脈に囲まれて、
西には大きなワシントン湖があります。
山脈から流れてくる『氣』は湖で受け止められ
るためパワースポットが生まれます。
そして、その西側に自宅を建て、
ビル・ゲイツは、自らの運気アップも
図っています。
このように、
世界の成功者たちは、『氣』のパワーを
有効に使っています。