世の中のすべてのことは、
五行「木、火、土、金、水」という5つ
の要素で説明でき、運気の上げ下げにも
関係します。
五行を「作物の成長」や「ビジネス」に
たとえると、
木は、種から新しい芽が出る状態です。
ビジネスでは、新規事業や新商品開発など、
どんどん経済成長することを意味します。
火は、作物の芽が育ち、花が咲く状態です。
ビジネスでは、販売、マーケティング関係
など、対顧客への対応を意味します。
土は、花が実をつける状態です。
ビジネスでは、お客様や社員との関係などの
長期的な地盤固めを意味します。
金は、実が熟し収穫する状態を意味します。
ビジネスでは、事業で最大限に利益を増やし、
さらに運用して収益チャンスを得ることを
意味します。
水は、種まきをするために準備をしている状態
です。
ビジネスでは、社会の状況にあった体制作りを
検討し、改善点などを明確にして柔軟な対応を
することを意味します。
五行では、
相生(そうせい)と相剋(そうこく)
という考え方があります。
相生とは、
木は火を生じる→木を燃料として火が燃える
火は土を生じる→火が燃えたあとに灰(土)が
できる
土は金を生じる→土の中から鉱物(金)が
産出される
金は水を生じる→金は冷えると水滴(水)が
つく
水は木を生じる→土の中の水分が、木を成長
させる
相剋とは、
木は土を剋す→土は木から養分を吸収される
土は水を剋す→水は土でせき止められる
水は火を剋す→火は水によって消される
火は金を剋す→金は火によって溶かされる
金は木を剋す→木は金属によって倒される
五行のサイクル(右回り)では、
それぞれの要素(木、火、土、金、水)が
次の要素を助けます。
つまり、それぞれの要素が一つ前の要素から
助けられている訳です。
このサイクルの中で、弱い要素があると、
その要素の一つ前の要素が、
その要素の一つ後の要素を攻撃します。
例えば、
木→火→土と右回りのサイクルで、
それぞれの要素(木、火、土)が調和の取れたパワーで
動いている場合は良いのですが、火の要素が弱い場合は、
木の要素が土の要素を攻撃してしまいます。
この相生と相剋をビジネスのサイクルに
当てはめると、
【相生】
それぞれの要素が調和の取れたパワーで
動いている場合、木の要素である「新規事業」が、
火の要素である「マーケティング」により、
土の要素である「お客様と社員との関係基盤」が
構築されるようになります。
【相剋】
木の要素である「新規事業」が、火の要素で
ある「マーケティング」が上手くいってないと、
木の要素が土の要素を攻撃してしまい、
土の要素である「お客様と社員との関係基盤」が
上手く築くことが出来ないため、この新規事業は
進展しにくくなります。
このように、
ビジネス上の問題解決を図るためには、
五行のそれぞれの要素がどのように
影響し合っているかを見て、
解決の糸口を探します。