神棚とは、神道における神さまを祀る
場所で、家族やご先祖様の魂を祀る
ための祭壇でもあります。

 

神道は、日本古来からある宗教で、
自然や八百万（やおよろず）の神さま
をお祀りする多神教です。

建物の中に神棚を置いてお祀りすれば、
神社に行かなくても、毎日、小さな神社に
お参りすることができます。

家にあれば、「家内安全」など家族を守って
頂けます。

また、オフィスにあれば、「商売繁盛」など
会社の業績アップや社員の安全を守って
頂けます。

また、
キッチンなどにお祀りする荒神（こうじん）様
のための神棚といったものもあります。

一言でいうと、神棚は、家やオフィスの中に
パワースポットをつくるというものです。

神棚の置き場所は、南向きや東向きにするのが
良いのですが、人の出入りが多い場所やトイレ
の隣や神棚の上の階に人の往来がある場所は
避けましょう。

可能であれば、平屋でない場合は、
最上階に設置すべきですが、難しい場合は、
１階に設置して、神棚の上に「雲」と書いた紙
を張ると良いです。

「雲」という紙を貼ることで、この上は
空が広がっているということを示しています。

神棚の位置は、人の目線よりも高い場所に
棚を作り、その中心に神殿を構えます。

そして、水、お米、お塩をお供えし、
毎日、お水は変えるようにしましょう。

 どうしても、家やオフィスの住宅事情から
神棚を設置できない場合は、できるだけ
明るくて清潔な場所を選びましょう。

大切なことは、神さまのお札を置くことで、
身近に神さまをお祀りするということです。

神棚へは、毎朝、毎夕にお参りしましょう。

お参りするときは、形だけのお参りではなく、
心を落ち着かせて、神さまと心が通じるように
真剣に行うことが良いです。

また、神さまへの感謝の気持ちを表します。

 毎朝お参りするときは、たとえ心配事があった
としても、新たに心を切り替えて冷静な気持ち
で、一日の無事をお願いします。

また、毎夕お参りするときも、
新たに心を切り替えて冷静な気持ちで、
一日無事に過ごせた感謝の気持ちを
神さまへお伝えします。

 変わらない日々の中で、神さまへの感謝を
表すのは難しいかもしれませんが、
一日無事に過ごせたということは、
素晴らしいことです。

日々の生活において、見た目はなにも
変わらないと思っていても、ちょっとした
何気ないことでも見方を変えれば、
大きな変化を感じ取ることが出来ます。

特に、ビジョン（目標）をしっかりと持つこと
ができれば、何気ない生活の中にでも大きな
ヒントが隠されています。

 このように、
神さまへ日々お参りすることは、気持ち
を落ち着かせ、良い『氣』の流れを感じ
ることが出来、人生の起きる諸問題の
解決の糸口を見つけやすくなります。