人は、色しだいでヤル気が出たり、
気持ちが安らいだり、
不安になったり、
元気を失ったりすることがあります。
つまり、色には、それぞれ違った『氣』の
パワーが存在するわけです。
日常生活を送るにあたって、人は周りに多くの
色に囲まれており、その影響は、思っている
以上に人の心の働きに影響を与えています。
明るい赤色系は、交換神経を刺激して
テンションが上がり、青や緑色は、
神経を落ち着かせる傾向があります。
では、それぞれの色の特徴を見てみましょう。
赤色系は、脳が興奮して交感神経を刺激して、
体温・血圧・脈を上げ、ヤル気や行動力を
高めます。
黄色系は、好奇心や向上心を高め、夢や
ビジョンをイメージしやすく、
脳の回転が早くなり集中力もアップします。
青色系は、鎮静作用があり血圧等を抑えると
ともに、感情のコントロールや理解力を
たかめます。
緑色系は、調和をもたらし、情緒の安定や
身体を癒す効果があり、
人との協調性が高まります。
例えば、青色は犯罪防止に使われています。
日本では、奈良県警が初めて青色防犯灯を
採用し、犯罪を減少させています。
では、なぜ、青色が犯罪減少に効果がでる
のでしょうか?
青色系は、人の副交感神経を刺激して、血圧や
脈が下がる効果があると言われています。
最近の脳科学の研究では、青色を見ると
セロトニンというホルモンが脳内に
分泌されることが分かりました。
このセロトニンは、別名「癒しのホルモン」と
言われ、これが不足すると精神的に
落ち着かず、キレやすくなったり、
うつ病や不眠症になったりします。
ちなみに、赤色は、アドレナリンが脳内に
分泌されて、興奮作用が起き、
行動力が高まります。
また、ピンク色は、エストロゲン
(女性ホルモン)が脳内に分泌されて、
女性を若返らせると言われてます。
このように、
色の効果を利用してオフィスや自宅の
内装などを工夫すると、「氣」の効果を
さらにアップすることが出来ます。