戦略は、大局的な視点で大きな氣の
流れを捉えて大胆に行い、
戦術は、小さな氣の流れを具体的に
繊細に行う。
もし、戦略が間違っていたら、
どんなに戦術を変えても
大きな氣の流れは変わりませんので
成功しません。
例えば、
自分の飲食店を初めてオープンすることに
しましょう。
初めての店ですから、自分の好みの内装や
外観にこだわったり、食器などにもお金を
使ってしまった場合、予算オーバーになり、
人通りの多い通りで出店できません。
そして、家賃が安い人通りの少ない通り
でしか出店できなかった場合、
当然のことですが、お客様は来ません。
これは、あきらかに戦略の間違いと言えます。
戦略とは、長期的な視点のもとで、
大きな氣の流れを掴み、
方針を決めることが必要です。
内装に工夫を凝らしたり、
外壁に飾り付けをつけるなどは、
戦術です。
今回のケースでは、
出店の場所を選ぶ間違いをしたのは、
戦略の間違いです。
戦略を間違った場合は、
どんなに内装や外壁を変えたとしても
小さな氣の流れは、大きな氣の流れに
飲み込まれてしまい、
焼石に水となります。
また、自分の理想とは大きく違う会社に
就職したり、価値観の違う配偶者や
ビジネスパートナーと付き合ってしまったり
するのは、人生における戦略の間違いです。
現状を変えようとして、
いくら戦術をいじっても大きな氣の
流れは変わらず、大きな変化は
期待できません。
大きな変化を求める場合は、
戦術ではなく、戦略を大胆に変えて
みましょう。