超富裕層になるためには、
超富裕層の考え方を
身につけなければなりません。
2021年の調査によれば、
日本には純金融資産が1億円以上の富裕層・
超富裕層の世帯が約148万5000世帯存在し、
富裕層・超富裕層の割合は、全体の
わずか2%に過ぎませんが、その保有する
資産は合計で364兆円に達すると
推計されています。
・超富裕層(5億円以上):9万世帯/105兆円
・富裕層(1億円以上5億円未満):
139万5000世帯/259兆円
2013年以降から、富裕層・超富裕層の世帯数
が増加し、保有する純金融資産総額も増加し
続けているのが現状です。
この増加の背景には、
株式といった資産価格の上昇が影響して
いますが、特に、5億円以上の金融資産を
持つ超富裕層は、多くの共通の考え方を
持っています。
超富裕層は、すでに多くの資産を持っている
にもかかわらず、それを守りつつさらに
増やすことを目指しています。
例えば、
インフレは、資産の実質的な価値を減少させる
ため、資産が増加しない場合、実際の購買力が
低下するリスクがあるので、資産を増やす
ことでインフレの影響を緩和し、資産の
実質的な価値を維持することができます。
超富裕層は、家族や次世代のために資産を
残すことを重要視して、資産を増やし
続けることで、次世代が経済的に安定した
生活を送れるように考えています。
さらに、資産の増加は、社会的影響力を
維持し、さらには拡大する手段となるので、
多くの資産を持つことで、慈善活動、
社会貢献、ビジネスの拡大など、
さまざまな場面で影響力を発揮する
ことが可能です。
また、自然災害、経済危機、政治的変動など、
予測不可能なリスクは常に存在するので、
資産を増やしつつ分散投資を行うことで、
これらのリスクに対する備えができます。
資産が増えることで、新しい投資や
ビジネスチャンスを活用する余地が広がり、
さらなる利益を生む可能性が高まるわけです。
長期的な視点で資産を増やし続けることは、
経済の波に左右されにくい安定した財務基盤
を築くことができるので、短期的な市場の
変動があったとしても乗り切れる可能性が
高まります。
このように、
超富裕層は資産を守りながら増やすことに
重点を置き、リスクを分散しつつ長期的な
視野で資産を管理しようとしています。